| 2009年2月 如月 (きさらぎは更に重ねて着るという意味) |
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立春も近くなり、2月の声を聞くと春がすぐそこに来たような気がするが、空っ風の吹く関東などでは、1年のうちでは最も寒く感じる時期である。旧暦で2月は如月(きさらぎ)と呼ぶが、着物をさらに重ね着る月の意味で、衣更月とも書いた。 重ね着をすると暖かい。というのも重ね着をすると、服と服との間に空気の層ができて熱が逃げにくくなる。服と服との間の温度を測ってみると、肌に近い程高くて、外へ向かうにつれて低くなる。肌と肌との間では32度、肌着とその上に着た服の間ではそれより3~4度低くなる。熱い物を一枚着るよりも、薄い物を2枚着た方がずっと暖かいのはこのため。 それで空気をいかに多く取り入れた服を着るかによって暖かさが違ってくる。ふわっと起毛した繊維はどれも空気を多く含む。 また繊維の中で最も熱を伝えにくいものはウールである。熱を伝えにくいウールで、ふんわりと空気を取り込んで編んだセーターなどがなんといっても一番暖かい。 ちなみに空気の含有率の一番多い繊維は、メリヤスの86パーセント、ネルの86パーセント、毛布の78パーセント、ラシャの74.5パーセントなどである。
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