2019年1月今月の電材コラム

電材用語解説

地球環境にやさしいエコケ-ブル


エコ(EM)電線・ケーブルについて

エコ電線は、従来の塩化ビニル電線の被覆材である。

塩化ビニルの代わりにハロゲン及び重金属を含まない

耐燃性ポリエチレンを使用したものをいいます。

特長

① 焼却や火災時などにハロゲンガスやダイオキシン等の有害物質が発生しない。

② 被覆材料に重金属を含まない為、埋め立て処分しても土壌汚染のおそれがない。

③ 燃焼時の発煙量が少なく、腐食性ガスを発生しない。

④ 被覆材料がポリエチレン系に統一されているため、リサイクル性が良い。


取扱い上の注意事項

(1)電線表面の白化現象

エコ電線の被覆に使用されている耐燃性ポリエチレンには、

難燃剤として水酸化マグネシウムを配合しているため、

配線工事などの際に配管やラックの角等で強く擦るられると

シース表面に白い跡(筋)が残る場合があり、これを白化現象といいます。

そのため、必要に応じて入線剤を使用するなどの配慮が必要です。

この白化現象は、電線表面だけの現象であり、電気特性などに影響がないため

実用上は問題となりません。


(2)被覆除去について

エコ電線の絶縁体及びシースにはポリエチレン系材料が使用されているので、

ビニル材料に比べて大きく伸びて破断するため、被覆除去性が異なりますので、

端末剥ぎ取り作業時などでは被覆の剥ぎ残しに注意が必要です。


(3)曲げ性

エコ電線は、ビニル電線と比べ配線、端末施工時に硬く感じる事がありますが、

許容曲げ半径は従来のビニル電線と同等です。


EM-EEF

耐紫外線600Vポリエチレン絶縁

耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形



参考文献(富士電線工業㈱)