今月の電材コラム



 2007年12月
 

エアコンの新冷媒について

エアコンの新冷媒とは、地球環境に配慮した、2種類、3種類混合代替えフロンガスの事です。
現在、ほとんどのルームエアコンの冷媒に使用されている、R410A(HFC)冷媒はHFC-125とHFC-32との2種混合冷媒です。R407C(HFC)冷媒は、一部業務用エアコン(パッケージエアコン)に使用されています。以前は、家庭用エアコンにR22(HCFC)冷媒が使用されていました。

大気中に放出された従来のフロンガスは、対流圏ではほとんど分解されず、成層圏に届き太陽からの有害な紫外線を受けて、分解し塩素原子を発生します。有害紫外線が破壊されて、オゾン層を通過し地表に降り注ぎ、皮膚ガンや、地球温暖など様々な悪影響を及ぼします。

一度大気中に放出されたフロンガスが分解されるまで、100年はかかるといわれています。1989年からCFC系の冷媒の生産制限が開始されて、R22(HCFC)も2020年までには全廃されます。


▲もくじに戻る

 2007年11月
 
インバーターエアコン、マルチエアコンの違い

インバーターエアコン
室内機にインバーター(周波数変換装置)を有し、設置温度と室温の差で信号を発し、室外機のモーター回転数を変えることで、冷暖房能力が調節されるエアコンのことです。
「外気温度が下がっても暖房できる」「急速冷暖房ができる」「室温を一定に快適運転ができる」「経済的な省エネ運転ができる」という特徴があります。

マルチエアコン
一台の室外機で複数(6室まで)の室内機を配することのできるエアコンの事です。室外機は多少大きめにはなりますが、一台の室外機でたくさんの室内機をまかなえるので、室外のスペース確保には有効です。


▲もくじに戻る

 2007年10月
 
はんだについて

鉛はんだは電子回路などの基板に搭載するために大量に使用されていますが、鉛は人体に有害であり、自然環境に対する悪影響も考えられます。鉛はんだの代用品として、鉛を含まない鉛フリーはんだというはんだの普及が進められています。

ヨーロッパでは、ROHS(危険物質に関する制限)指令として、2006年から鉛や他の特定有害物質の電子・電気機器への使用が原則として禁止されました。これにより、従来の鉛を含むはんだは海外に輸出する電機製品などへの使用が出来なくなりました。国内の製品に関しても環境を考え、鉛フリーはんだへの切り替えが進められています。

▲もくじに戻る

 2007年9月
 
エアコンの洗浄について

市販されているエアコン洗浄スプレーで、説明書をよく読んで使用すればきれいになります。

室内機のコンピューター部分(基盤、リモコン受信部分)や、モーターなどに洗浄スプレーや、洗い流す為の水がかかってしまって壊れるケースが多いので、細心の注意が必要です。

また、フィルターの奥にある熱交換機(エボパレーター)部分の洗浄でしたら、汚水をドレンパンにて受けて、ドレンホースで外に排出してくれるのですが、シロッコファンと呼ばれる、風を送るファン等にそのまま洗浄スプレーをかけてしましますと、汚れた水がそのまま流れ落ち、部屋を汚してしまいますので気をつけてください。

▲もくじに戻る

 2007年8月
 
R22,R410A冷媒(フロンガス)について

旧機種エアコンの冷媒にR22を使用していました。オゾン層破壊の原因となり、現在のエアコンは新冷媒と呼ばれる
オゾン層破壊の少ないR410Aを各メーカーが採用しています。旧機種エアコンの冷媒R22に比べ現在のエアコンの冷媒R410Aは、約1.6倍の高圧ガスとなります。

大きな違いとして、R22冷媒は単一のガスですが、R410A冷媒は2種類のガスが混合されています。そのため、慎重な取り扱いが必要となります。ガスの補充ガス抜けの原因としては、エアコンの不良や劣化、取付け取外し時の施工ミスが考えられます。

旧冷媒R22は単一ガスですので、ガス補充が簡単に行えます。新冷媒R410Aは混合ガスですので、ガスの補充を行うとエアコンの能力低下を起こす可能性があります。ガスチャージは、真空状態でのみとなります。

▲もくじに戻る

 2007年6月
 
エアコンの配管
エアコンは、室内機と室外機を冷媒管と言われる細管と太管の2本の銅管で繋いで使用します。
液管が細い管でガス管が太い管となり家庭用ルームエアコンには、主に、2分3分配管や2分4分配管がよく使用されています。

銅管サイズ
2分=6.35φ
3分=9.52φ
4分=12.7φ

容量の大きいエアコンには、機種やメーカーにより違いはありますが2分4分配管が使用されています。
2分3分配管と2分4分配管の違いは、2分4分配管の方がガス管が一廻り太くなり曲げ加工が難しく技術が、必要とされます。

最近の機能として空気清浄、換気や加湿機能が付いたエアコンでは、
配管とは別にホースが必要で2分4分配管等の太い配管になると、通常配管穴の大きさでは配管類を通すことが困難になる事があります。

▲もくじに戻る

 2007年5月
 
エアコンの知識 真空引きについて

エアコンの取り付けの際に、配管接続が終わったらエアパージ(配管内部の空気を抜く作業)を行います。
従来のエアコンR22冷媒(HCFC)の仕様のエアコンでは、3種類の方法がありました。
1.真空ポンプを使用する方法
2.サービス缶を使用する方法
3.クイックパージ方法

2と3は大気中にフロンガスを放出する方法なので、地球環境の保護の観点からも、望ましくないですし、3のクイックパージ方法は室外機に入っている冷媒(フロンガス)で配管内の空気を追い出す方法なので(プシューと音がします)エアコン移設の度に、この方法を繰り返すとガスがほとんど無くなってしまいます。また、配管内に空気が残っていると、圧縮機、凝縮機等に悪影響が出てエアコン寿命が短くなるのは明かです。

2002年頃からエアコンのR410A冷媒(HFC)仕様のエアコンでは、真空ポンプ使用の方法以外を行うとすぐに効きが悪くなってしまいます。

真空ポンプ方式
・ゲージマニホールドと電動真空ポンプを使用します。
・ゲージマニホールドの連成計針が真空状態 -0.1MPa(-750mmHg)以下になるまで、約15分程度真空引き作業を行います。完了後、そのまましばらく真空状態が維持できれば、接続箇所からのガス漏れが起きないことも同時に確かめられます。


▲もくじに戻る

 2007年4月
 
インバータタイプ蛍光灯安定器

 電子化により、従来のラビット式安定器と比較し,約1/3〜1/5の
軽量化ができ,照明器具の取り付け工事が容易で、天井にかける負担を
やわらげます。
高周波の点灯により、磁気回路の小型化で、低騒音となり、照明器具より
出される騒音は、はとんど感じられません。
電源を、直流に変換し,高周波点灯させますので、50・60Hzの周波数
に関係なく使用できます。




▲もくじに戻る

 2007年3月
 
防水器具の使い分け
水回り、外回りには取り付け場所に適した器具を

※水気、湿気のある所や、雨のかかるところには、防水器具をご使用ください。
※防水器具には防水性能により防湿型、防雨型、防湿・防雨型があります。

防湿型
性能区分
相対湿度90%以上の湿度の中で使用できる物(ただし、周囲温度は5〜35℃)
取り付け場所
一般住宅の屋内の湿度の高い場所でご使用頂けます。屋外に使用しますと、グローブ・カバーの変形や破損の原因となります。

防雨型
性能区分
鉛道から60℃の範囲で降雨によって有害な影響の無い物。
取り付け場所
一般住宅の野外でご使用頂けます。浴室など高湿となる場所に使用しますと、防雨型は湿気により結露し、絶縁不良を起こすおそれがあります。

防湿・防雨型
性能区分
上記、防湿型と防雨型を兼ねた物。
取り付け場所
一般住宅の屋内、屋外ともにご使用頂けます。






▲もくじに戻る

 2007年2月
 
バラストレス水銀灯

水銀灯の、青みがかった光と電球の暖かみのある光をミックスした光を放ちます。バラストレスフィラメントがランプに内蔵されていますので安定器は不要です。スイッチを入れると同時にフィラメントが明るくなり数分間で安定します。点灯方向の制限はありません。安定器の付いた器具や、調光使用はできません。

他の一般水銀灯と併用した場合光色が異なって見えるので、均質な光が必要な場所での使用は注意してください。外管はガラスですので外的衝撃のある施設などは、ガード等で保護してください。

主な用途として、展示場,門灯,庭園灯,看板照明等があり、蛍光反射型、一般蛍光型、ボール球型などの種類があります。





▲もくじに戻る